⚠︎愚痴⚠︎ 刀🗡乱舞の思い出

たまに夢に見る。

あの時の彼らが「前は酷いことしてごめんね」と謝ってくれる日の夢を。


具体的に「酷いこと」とは何かと言われると、それは答えに困る質問だ。私はただただ彼らの行動と言動に一方的に傷ついただけなのだから。

彼らは「悪いことをした」とすら思ってもいないかもしれない。ネットで頭のおかしくなっちゃった人、ぐらいに思っているんじゃあないだろうか。


それでも私はこの傷を成仏させたい。

いろんな人から「辛かったね」「あなたは間違ってなかったよ」と肯定されたいのである。

せっかく切った縁をほじくり返すような真似は良くないと思いつつも、この気持ちを1人で抱えているのが辛くなってしまった。

身バレして当時の人に再度声をかけられるかもしれないという恐怖もあるが、それ以上に耐えがたいものがあるということを先に断っておく。


私も人間である以上、たとえ悪いのが自分であっても、「悪には悪の救世主が必要なんだよフフフフ……」と言わせて頂きたい。救世主は現れるのだろーか。




私がこのゲームから離れるべきだと確信したのはかなり遅れてからのことだった。

キャラクターのレアリティ(?)変更の騒ぎに乗じて、運営の、つまりニトロプラスの、商品を提供しているという自覚のなさみたいなものが爆発してしまった。


別に推しがいたわけじゃない。なんとなく話題作りで遊んでいただけだった。当時の私はサイテーのイナゴ野郎だ。

でも、サービスを愛するフォロワーたちを見るのが好きだった。本当に楽しそうだったし、毎日面白い話ばかり見聞きしていた。

そんな彼らをフッツーに裏切ってきた(と思わせた)のがニトロプラスだった。


この運営にはキャラクターへの愛なんか全然ないんだ。ていうか流用とかパクリなんかもあったし。これおかしいんじゃないか。


そう思ってからは爆速だった。

当時盛り上がっていた愚痴垢や問題提起垢を漁っては共感の嵐、雨あられ

やっぱりおかしい、こんなのにハマってるなんて恥ずかしい、ていうか周りからの目がつらい。

私はそう思った。

すでにログインをやめ、運営にプラスとなるような行為は一切していなかったものの、全然平気そうにしているフォロワー達と世間(私の思う世間)の意識の差に混乱するばかりだった。


きっとジャンル内からの声なら聞いてくれるに違いない。


こう思って行動していた。

私の話だったら聞いて貰えるんじゃないか。私とリア友同然のフォロワーなら、マトモな感覚を持っているし、わかって貰えるはず。





逆だった。

全て逆効果だった。

私はリーダー格のフォロワーが描いたイラストをアイコンにして、前途の話をしていたのがいけなかった。

たしかに人の描いたアイコンで悪口と取られる発言はよくない。これは本当に反省しているところだ。


ただ、同ジャンル内で問題提起を行うことに一体何の問題が……?とも思ってしまった。

私が悪かったのは「他人が作ったアイコンで」それをしていたからだが、問題提起という行為自体は、なんというかその……

非難されることなのだろうか。


そういうところなのだ。

私にアイコンを提供してくれていた彼女も、「見知らぬアカウントからジャンルの悪口を言ってるのはお前の別垢か?」というDMが来たらしい。(当時同じ作者のアイコンを使っていたのは複数人いたが……という事は今回は考えない)


そんなこと言ってくる奴がいるジャンルとかヤバくない???

えっ

ヤバくない??????


実際にそういう奴が「いた」としても「いなかった」としても、あらゆる面でヤベエ話だと思う。マジで怖い。


また、事実だった場合に彼女が私のことを非難しアイコンを下ろさせることで口封じ(?)させる選択に出たことがまた悲しい。

1人善がりながら、私は「好きなフォロワーのみんなが世間から盗作支持者としてバカにされるのは耐えられない」といった理由から愚痴っていたので、彼女がどこの馬の骨とも分からんユーザーの言い分に納得してこっちに苦言を呈してきたというのは少し悔しいものがあった。


結局のところ、当時未成年だった私の「盗作支持はおかしい、恥ずかしい」という訴えは退けられ、とっくに成人済みという彼らが「嫌なら見るな」という在り来たりすぎる逃げ道を選んだということである。


悔しくはないのだろうか。

未成年の小娘に「盗作なんか恥ずかしいよ」よ言われて、それを揶揄するという行為に出てしまう判断しかできなかったことが。

冒頭「彼ら」と複数形なのも、この判断をしたのが1人ではなかったからだ。


本当に悔しいと思う。誰一人として盗作を支持するのをやめてくれなかった。

偽善的で押し付けがましい話だと思うが、好きな人たちが間違いをおかしていたら「間違ってる」というのが正しいんじゃないのか。

この辺の感情は、友達や恋人がマルチ商法にハマった人の孤独な闘いを聞いて頂ければご理解いただけると思う。




「そのアイコン使ってジャンルのこと悪く言うなんてバカなの?」



空リプで寄越された意見だ。

バカじゃない。これなら聞く耳を持って貰えるかもと思ったから言ってるんだ。

もう後戻りできなかった。

あとは感情のままにぶつかり合うことも出来ずに、関係を切って終了だった。


悔しかった。

ありとあらゆる面で悔しかった。

とにかく悔しかった。私は間違ってたのか。


この時の出来事と、更に信頼していた人からの裏切り行為もあって、すっかり人間不信が出来上がってしまった。


もともと上手く周りに溶け込めないタイプだったし、どうしても浮いてしまう方だったので、私生活では基本一人の生活をすることになった。

別に今更辛くもないけど、誰かが共感してくれたらな。などと歌いたくなりそうな毎日を送っている。


なんでこんな世の中になったんだろう。

どうしてジャンルや好みで人を回避してばかりいるんだろう。なんでこんなに盗作ばかり増えたんだろう……。

本当にバカらしい話だと思う。でも、自分を守るには致し方のない話で。


同じような体験をした人は影ながら多くいるんじゃないかと思う。

でもあの時の傷が大きすぎて、あの時の復讐が怖くて、関わり合いになるのが怖くて、声を上げる人は少ないんじゃないかな。

怖いよね。私も怖い。


もし、彼らに謝って貰えたら私は彼らを許すことができるだろうか。

許したい気持ちと許せない気持ち、どちらが勝つだろう?

復縁させて貰えるとしても、きっとそれはしないと思う。たぶん。わからないけど。

本心では、以前のように関われる事を強く願っていることはよく分かっている。出来るならそうしたい。

でも、それでは私の受けた傷は?屈辱は?たぶん癒されない。そういう理性の部分で、彼らと再び関わることを拒むだろう。


そしてまた、同じ夢を見続けるに違いない。